世界各国のメーカーからスマホやタブレット、パソコン、ゲーム機などの製造を請け負っている世界最大の企業・Foxconnが、Apple専用とみられる液晶工場を建造することが明らかになりました。
Bloomberg紙の報道によると、Foxconn傘下の液晶メーカー・Innolux社は今後2年間で26億ドルを投じて台湾に特定のクライアント専用の液晶工場を建造するそうです。
契約上の理由からFoxconnはクライアントを明かしていませんが、おそらくApple専用になる見込み。
なお、十分な金属製の筐体を調達できず、iPhone 5の発売時に深刻な品不足に陥った反省から、Appleは部品メーカーに対して部品の優先供給や工場内に専用ラインを構築させる取り組みを進めています。
ちなみに近年発売されたiPhoneやiPadに対してはシャープ、ジャパンディスプレイ、LGディスプレイ、Samsungなどがディスプレイを供給。
新工場が設立されれば上記のメーカーにFoxconn(Innolux)が新たに名を連ねることとなるため、日本勢に影響が出る可能性も十分に考えられます。
Foxconn Unit to Build Dedicated Taiwan Display Plant – Bloomberg