中国メーカーの台頭でシェアが目減りしつつある中でも、今もなおスマホ市場の二大巨頭となっている「iPhone」および「GALAXY」シリーズ。その製造原価の推移を一目で確認できるグラフが登場しました。詳細は以下から。
これがそのグラフ。iPhoneシリーズ7モデルおよびGALAXYシリーズ5モデルを比較したものです。
Tableau について 上記のグラフから読み取れるのは以下のようなポイント。なお、比較にあたってはiPhoneのほうが2年ほど先行して展開している(つまり初代GALAXY Sと比較するならiPhone 4)点に注意が必要です。
・基本製造コストは右肩上がり、しかしGALAXY S5はS4とほぼ同じ額に
・iPhoneの部品コストが大きくGALAXYを上回ったのはiPhone 5とiPhone 6の時
・ディスプレイのコストが高めなのはGALAXY。おそらく大画面・高精細化路線の影響
・プロセッサなどのコア部品のコストが最も膨らんだのはiPhone 5/5s(初のLTE対応などのため)およびGALAXY S4(LTE/CDMA方式への対応などのため)
・iPhone 6はアルミニウム製の筐体採用でiPhone 5sよりも15ドルコスト増。iPhone 5s→iPhone 6の製造コスト増加はほぼ筐体によるもの