スマートフォンへのシフトが遅れ、国内シェア7位にまで落ち込んだ挙げ句、「ドコモのツートップ」から外れたことでより一層の販売不振へと陥ったパナソニックが、ついに冬モデル供給を見送ることを決定したということが報じられたため、実際のところを問い合わせてみました。
発端となったのは共同通信社、日本経済新聞社、産経新聞社が相次いで報じた内容。現時点で唯一の供給先であるNTTドコモに対して、冬モデル以降のスマートフォン供給見送りを正式に伝えたとされています。
パナ、ドコモ向けスマホ供給中止 – 47NEWS(よんななニュース)
パナソニック、ドコモ向けスマホ新製品供給停止へ :日本経済新聞
パナソニック、個人向けスマホ撤退も ドコモへ供給見送り (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)
そこでNTTドコモとパナソニックモバイルコミュニケーションズに問い合わせてみた内容と回答は以下。
BUZZAP編集部:
共同通信社が昨日の22時台に「パナソニックがNTTドコモに対し、今冬のスマホの新製品供給を見送ると正式に伝えた」と報じていますが、こちらは事実なのでしょうか。
NTTドコモ広報部:
まだ秋冬モデルについては検討している最中でして、詳細については申し上げる段階ではありません。
パナソニックモバイルコミュニケーションズ広報室:
連結決算発表において『近々結論を出す』と申し上げた通りで、まだ確定した事項ではありません。確定次第、何らかの方法でお知らせしていく予定です。
なお、パナソニックの携帯電話事業については今年3月にHTCやTSMCなどへの売却を検討していることが報じられたほか、マイクロソフトと提携した法人向け端末の展開も検討中。
もしNTTドコモへの供給を打ち切る場合、キャリアに頼らずに展開する形になりますが、同時にキャリアの独自サービスを組み込む必要などが無くなるため、フットワークの軽さを生かせるようになるかもしれません。
(関連リンク、拡大画像を参照できるオリジナルの記事はこちらです)