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料金は税抜、割引は税込……ソフトバンクの光回線セット割「スマート値引き」が非常にまぎらわしい

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NTT東西の光回線を利用し、携帯電話とのセット割引を実現する「ドコモ光」「SoftBank光」が3月からスタートしますが、各社の割引内容を見た時、少し気になることがあります。詳細は以下から。

◆月額料金は各社とも「税抜」
大手3社が提示している光回線(一戸建て向け、プロバイダ料金込み)単独契約時の利用料金はこんな感じ。料金表記は基本的に税抜で、この後に消費税が足されます。
ドコモ光:5200円
auひかり:5200円
SoftBank光:5200円
つまり月額料金は3社とも消費税8%(416円)を足した5616円になります。
◆割引額がソフトバンクだけ「税込」表記に
そして肝心の部分が携帯電話とのセット料金。各社の表記を見比べてみましょう。
「ドコモ光パック」は契約プランに応じて800~3200円を割引。なお、この割引額は税抜です。

そして「auスマートバリュー」は毎月最大1410円を2年間、その後は934円を永年割り引く内容に。もちろんこちらも税抜。

最後にソフトバンクの「スマート値引き」はパケットパックの容量や契約種別に応じて月額500円~2000円まで割引額が変動。しかし同社だけ割引額の税込表記を採用しているため、ドコモやauと同じ税抜表記にした場合、割引額は月額463~1852円になります。

なお、仮に「月額料金が1万円で、割引額が2000円」というプランがあった場合、ドコモやau(料金・割引ともに税抜)方式とソフトバンク(料金税抜、割引税込)方式での支払額はこんな感じ。同じ割引額でも税込・税抜で変わってきます。
ドコモ・au方式:(料金10000円-割引額2000円)+消費税640円=8640円
ソフトバンク方式:料金10000円+消費税800円-割引額2000円=8800円
◆あまりにも複雑怪奇な表記、小手先で割引額を大きく見せようとする姿勢に違和感
このような仕組みを採用するソフトバンクですが、「SoftBank光」の内容を解説するプレスリリースをよくよく見ると、恐ろしいほど複雑怪奇であることが分かります。
まずは料金部分。前述の通り税抜表記です。

しかしページ末尾には「割引額は特に断りがない限り、税込みです」ととてもとても小さく表記してあります。

……と思いきや、一部の割引には「税抜きの料金になります」という記述が。もうわけがわかりません。どちらかに統一できないのでしょうか。

税抜表記で料金をなるべく安く見せる一方で、税込表記で他社より割引額を大きく見せようとしている感のあるソフトバンク。
同じページ内で表記が統一されておらず、注釈も非常に小さいため、消費者が実際の支払額などを一目で把握することは困難だと思われますが、同社がこのような複雑怪奇な表記を採用する背景には、いったい何があるのでしょうか。

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