スマホ初心者や高齢者にとって最も厄介だと思われるのが、文字入力方法の習得。概念では携帯電話と同じと分かっていても、操作体系が理解できず、かといって周囲が教えるのも一苦労なわけですが、そんな問題を解決するかもしれないアプローチをKDDI研究所が開発しました。詳細は以下から。
これが今回KDDIグループのKDDI研究所が開発した「アドバイス機能付きIME」。文字入力のつまずきを検出し、適切なタイミングで音声・吹き出し・アニメーションによるアドバイスを行ってくれる文字入力支援技術です。
ユーザーのつまずきは入力文や操作履歴を基に検出。このような分析をベースにアドバイスを行うスマホ用文字入力支援ソフトの開発は世界初とのこと。
さらに初心者がつまずきやすい「文字種の変更」「区点や読点の入力」「小文字の入力」「同じ段を続けて入力する方法」などのヒントや、入力結果を分析した上でのアドバイスも提示。実際にスマホ初心者の高齢者24人に利用してもらったところ、30分程度の利用で、入力速度が平均23%向上したとしています。
なお、同技術はKDDIが2015年3月10日から提供するタブレット基本操作練習用アプリ「タッチで学ぶ! タブレット使い方ガイド」にも採用されます。
シニア・初心者向けアドバイス機能付き文字入力支援技術を開発~世界初の技術で文字入力速度が平均23%向上~ | 2015年 | 株式会社KDDI研究所