NTTから光回線の卸売を受け、3月1日からNTTドコモやソフトバンクが開始した光回線と携帯電話のセット割引。
KDDI(au)は自社で整備した光回線や電力各社・CATVのブロードバンドサービスとのセット割引「auスマートバリュー」で独自路線を展開しており、表立っては追従していませんが、ひそかに「NTTの光回線とau携帯電話のセット割引」を進めています。詳細は以下から。
大手プロバイダ「Nifty」や「So-net」、そして家電量販店「エディオン」によると、NTT東西から卸売りを受け、自社サービスとして提供開始した光回線と、au携帯電話のセット割引が展開されています。
サービス名は「@nifty光 × auセット割 | @nifty」「So-net 光 コラボレーション × auセット割 | So-net」「エディオン光 × auセット割」で、いずれも携帯電話の契約プランに応じて月額1200円ないし月額500円が割り引かれるという内容です。
あまりにも提供条件が横並びであることや、割引の原資を考えると、おそらく光回線で競合するNTTから直接卸売を受けたくないものの、フレッツ光ユーザーを取り込みたいKDDIと、携帯電話とのセット割引でドコモ光やSoftBank光に対抗したい各プロバイダとの思惑が一致したことで実現したと思われる今回のセット割引。
さまざまな意図が見え隠れしていますが、今までNTT東西の「フレッツ光」とau回線を使っており、割引を受けられなかったユーザーにとっては福音ではないでしょうか。