Appleが同社製品の新たな顔ぶれとして満を持して提供する腕時計型端末「Apple Watch」。
先ほど4月10日から予約受付が開始され、4月24日(金)に発売されることが告知されましたが、その価格が判明しました。詳細は以下から。
◆Apple Watchは3種類
まず最初に知っておきたいのが、Apple Watchは2つのケース・3つの種類・複数のデザインで展開されるという点。ケースの大きさは腕の太さなどに合わせて38mm、42mmから選ぶことができます。
さらにコンセプトに応じて「Apple Watch」「Apple Watch Sport」「Apple Watch Edition」が提供され、その下にデザイン違いのモデルが複数展開されるという仕組み。
・Apple Watch Sport
まずは最もユーザーの手に届きやすいであろう「Apple Watch Sport」。傷と衝撃に特に強い、軽量のアルミノケイ酸ガラス「Ion-X」ガラスディスプレイを備え、アルミニウムケース2サイズ×カラフルなバンド5色の計10モデルが提供されますが、いずれのカラーも38mmが4万2800円、42mmが4万8800円です。
・Apple Watch
フォーマルな装いにも合いそうな「Apple Watch」は超硬質サファイアクリスタルディスプレイを採用。ステンレススチールケース2サイズ、さまざまなバンドやバックルが提供され、計20モデルに。
価格は6万6800円から。最も高価なモデルはSIMフリー版iPhone 6 Plusの128GBモデル(12万2800円)と、本日発表された超薄型MacBookの256GBモデル(14万8800円)の間に位置する13万2800円です。
・Apple Watch Edition
そして極めつけが超高級モデル「Apple Watch Edition」。超硬質サファイアクリスタルディスプレイや、標準的な金と比べて最大2倍の硬さを持った18Kイエローゴールドまたはローズゴールドのケースを採用。
上質なレザーバンドや耐久性の高いポリマー製バンド・研磨加工されたステンレススチールバンドが提供され、計8モデルが展開されますが、最も安価なモデルでも128万円、最も高価なモデルに至っては218万円という強気の価格設定です。
確かにブランド物の腕時計を買うと思えば、値段が高くても納得できないことはないApple Watch。しかしこの製品を腕時計ではなく、あくまでiPhoneなどと同じく、数年後にはOSアップデートなどが受けられなくなるであろうデジタル機器と考えた場合、はたしてこの値段が妥当でしょうか。
また、公式ページのスペック表記にもあるように、最大バッテリー駆動時間が18時間しかなく、単なる腕時計として割り切って使うこともできないため、はたしてどこまで受け入れられるアイテムとなるのかは未知数です。