2014年1月に国内発売されたソニーの6インチファブレット「Xperia Z Ultra」の後継機が開発されていることが明らかになりました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」が現地の部品メーカー関係者の話として報じたところによると、ソニーは2015年度に前年度を120万台下回る、3800万台のスマホを出荷する方針であるそうです。
これは利益率の低いエントリークラスでなく、ハイエンド~ミドルレンジに注力し、出荷台数を稼がずともスマホ事業で安定して利益を出せるようにするという同社の方針転換を受けたもの。
エントリークラス~ミドルレンジ向けモデルについて、「Xperia E4(Arima Communications)」「Xperia E4g(Compal Electronics)」「Xperia M4 Aqua(FoxconnおよびFIH Mobile)」など、台湾のODM(開発・製造受注)メーカーと協業しているソニー。
今回の方針転換に合わせ、より上位のモデルをODMメーカーに委託するのではないかという話が浮上しており、すでに「Xperia Z Ultra」シリーズとみられる6インチの大型サイズのスマホ開発がこれらのメーカーによって進められていることが明かされています。
また、ODMメーカーとの関係を強化する目的で、ソニーモバイルの製品開発・管理部門でシニアバイスプレジデントを勤める手代木英彦氏が4月に台湾を訪問する予定。ハイエンドモデル「Xperia Z」シリーズの自社開発・生産を進めてきたソニーですが、分業することで製造コスト削減を図るようです。
「携帯電話として使えない」「そもそもどうなのよ」という疑問が集まりがちな6インチの大画面スマホ。ソニーのスタッフが解説してくれた以下の動画によると、システム手帳サイズの本体と見やすい大画面もあって、電子書籍にとどまらずブラウジングや地図の閲覧、動画の視聴などが快適にできるというメリットがあります。
ソニーのファブレット「Xperia Z Ultra SOL24」の魅力が一目で分かるムービー – YouTube
Sony Mobile aims to ship 38 million smartphones in FY2015, say sources