消臭・除菌成分入りの洗剤や漂白剤、そして消臭成分入りの柔軟剤を使い、洗濯機には詰め込みすぎず、洗い上がってすぐに干しているはずなのに、汗をかいた途端にクサくなるシャツや、風呂上がりに身体を拭くと雑巾臭がするタオルができてしまう……そんな事態に悩んでいる人に、一度試してもらいたいことがあります。詳細は以下から。
1.まずは「酸素系漂白剤」を買う
まず、一番最初にするべきことは、ホームセンターやドラッグストアで粉末の「酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)」を買うこと。シャボン玉石けんの酸素系漂白剤や、花王のワイドハイター粉末タイプなどが代表格です。
2.洗濯機に大量にぶち込む
続いて洗濯機の中に40~50度のお湯(洗濯機の耐熱温度に注意)を入れ、そこに酸素系漂白剤を500グラムほどぶち込み、しばらく回します。
3.ひたすら浮いてくるカビと戦う
洗濯機を回した後、ドアを開けると……そこには洗濯槽から剥がれた、ノリのようなカビの塊が現れました。(あまり気分の良いものではないので、サムネイルをクリックするとモザイクが外れるようにしてあります)
ドラム式洗濯機の場合、浮き出たカビはアミで掬うか、不要になった洗濯ネットを放り込んでおくと集めやすくなります。
縦型の洗濯機でやる場合も要領は同じ。お湯を張った洗濯機に酸素系漂白剤をガッツリぶち込み、少し回します。
しばらく置いておくと、じわじわとカビが浮いてきました……。2~3ヶ月に一度、塩素系の洗濯槽クリーナーで手入れしていたにもかかわらず、このありさまです。
ホコリを集めるネットもカビまみれに。
ネットの中に集まったカビはこんな感じ。どれだけ洗濯に気を使ってもなぜかクサくなるシャツやタオルが生まれていた理由は、こんなところにあったわけです。
時間をかければかけるほど、どんどん剥がれて浮き上がってきます。時折洗濯機を回すと効果的です。
実際に洗濯機を回しているところ。
だいたい6時間ほど経過すると、カビはあらかた剥がれ終わります。不安な人はもう一度同じ事をしてみるといいかもしれません。
なお、洗濯機のフタを閉めておくと湿気がこもり、溶け残りの洗剤などをエサに雑菌やカビが繁殖しやすくなるため、日頃から洗濯機内のカビには注意を払っておいたほうが良さそうです。