KDDIが仮想移動体通信事業者(MVNO)向けの接続料を大きく値下げしました。
mineoやUQ mobileをはじめとするau系MVNOがさらに充実することになりそうです。
以下は携帯3社の2015年4月1日時点でのMVNO向け接続料一覧。
いずれも10Mbpsあたりの数字で、NTTドコモは94万5059円、KDDIは昨年(275万1142円)の半額以下となる116万6191円、ソフトバンクモバイルは351万7286円となっています。
MVNO様向け卸携帯電話サービス概要のご説明資料 | NTTドコモ株式会社
MVNO様向けLTE通信サービス標準プラン | KDDI株式会社
MVNO様向け卸標準プラン概要のご説明資料 | ソフトバンクモバイル株式会社
低ければ低いほどさまざまな事業者が参入しやすく、「大容量」「つなぎ放題」などの多彩な料金プランを打ち出しやすくなる接続料。基本的に参入事業者が多く、多くのユーザーを抱えていればいるほどコストが下がるため、NTTドコモが最も有利なことに変わりはありません。
しかしKDDIが大きく値下げに踏み切ったことでau回線を採用する事業者が増えれば、同社の実人口カバー率99%をいち早く実現したプラチナバンドLTEを格安スマホで利用できるようになる機会も増えるため、ドコモ以外の新たな選択肢として期待できそうです。