ドコモがGalaxy S6シリーズの機種変更価格を引き下げることになりました。
時事通信社の報道によると、NTTドコモは2年契約がまもなく終了する約40万人の「Galaxy S4」ユーザーに対し、「Galaxy S6」および「Galaxy S6 edge」へ機種変更した場合、スマホ本体の下取り価格を540円から5400円に引き上げる方針を固めたそうです。
また、別途5000円引きクーポンもメールで配信するとのことで、「ドコモのツートップ」として発売したGalaxy S4のユーザーが流出することを防ぐ目的とされています。
発売1ヶ月でテコ入れが行われることになった「Galaxy S6」シリーズですが、全国の量販店の4割をカバーする「BCNランキング」で売れ行きを見てみると、発売からちょうど1ヶ月にあたる2015年5月18日~5月24日のランキングはGalaxy S6 SC-05Gが39位で、Galaxy S6 edge SC-04Gは47位。
ASUSの「Zenfone 2 32GBモデル(9位)」はもちろん、ドコモが販売している「キッズケータイ(36位)」や4月発売のSIMフリースマホ「コヴィア FLEAZ F4s+(29位)」にすら負けているのが現状です。
つまりGalaxy S4からの機種変更ユーザーに対して、いち早く優遇策が提供されるようになった背景には、もはやGalaxy S6シリーズには新規顧客を積極的に獲得するだけの商品力がなく、既存ユーザーを囲い込まないとさらなるジリ貧に追い込まれる……という焦りすら見えてくるわけですが、状況は好転するのでしょうか。