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コナミが「桃太郎電鉄」終了を否定、「弊社も長年かけて育ててきた」と火に油を注ぐ

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ハドソンを吸収し、ブランドまで消滅させたコナミとの確執の果てに、「コナミから何の連絡もない。こんな調子でずっとほったらかされた」として、さくまあきら氏が「桃太郎電鉄」シリーズの正式終了を宣言しましたが、コナミ側がシリーズ終了を否定しました。

本日付けでコナミが発表したコメントは以下の通り。
『桃太郎電鉄』シリーズに関するお知らせ
平素は弊社製品をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
『桃太郎電鉄』シリーズの制作について、お客さまにご心配をおかけしております。
同シリーズは、多くのファンの皆様からご支持頂いていると共に、弊社も長年かけて育ててきた大切なタイトルですので、今後も続けて参りたいと思っております。
次回作をどのような形で提供できるかについては、さくまあきら氏と話し合いを続けておりますが、残念ながらまだ結論が出ておりません。
一日も早く、ファンの皆様に喜んでいただける作品をお出ししたいと思っておりますので、引き続き同シリーズをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
コナミはコメントの中で「弊社も長年かけて育ててきた大切なタイトルですので」としていますが、家庭用ゲーム機向けに発売された桃太郎電鉄シリーズ21作のうち、実に15作はコナミの子会社となる2005年までにハドソンがリリースしたもの。
さくま氏の「コナミから何の連絡もない。こんな調子でずっとほったらかされた」という発言が事実であれば、飼い殺し状態にほかならず、「長年育ててきた」というコメントは火に油を注ぎかねないものと言わざるを得ません。

また、さくま氏はシリーズを続けるために、桃鉄の権利をコナミ側から買い取り、他社から発売した上でロイヤリティをコナミに納める……というモデルも提案したものの、何の返答も無かったことを明かしています。

なお、最後に桃鉄が家庭用ゲーム機向けに発売されたのは「桃太郎電鉄WORLD(2010年12月発売)」で、ハドソンが完全子会社化を経てコナミに吸収されて以来、携帯アプリやボードゲームを除いては一作も登場していないわけですが、さくま氏とコナミとの間にある確執が晴れる日は訪れるのでしょうか。

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