HTCが日本市場での戦略を転換せざるを得ない状況に陥っているそうです。詳細は以下から。
日本でスマホ販売苦戦のHTC、販売戦略転換か/台湾 | 経済 | 中央社フォーカス台湾
台湾の国営メディア・中央通訊社が運営する日本語ニュースサイト「フォーカス台湾」の報道によると、HTCが現在、日本市場で苦戦しており、販売戦略の変更を迫られているそうです。
HTCは6月5日に最新スマホ「HTC J butterfly HTV31」を発売しましたが、大手家電量販店での販売状況をまとめた「BCNランキング」における、2015年6月8日~6月14日の販売実績は47位(前週36位)。
2014年8月末発売の前モデル「HTC J butterfly HTL23」が51位(前週52位)であることを考えると、売れ行きの鈍さがどれだけ深刻なのかが分かるのではないでしょうか。
なお、フォーカス台湾は台湾勢の苦戦の背景として、「比較的保守的な日本市場では、大手メーカーの勢力が強い傾向がある」という関係者の分析を紹介。
消息筋によると、HTCは今回の販売不振を受け、にぎわいを見せる格安SIM市場に低価格帯のSIMフリースマホを投入する可能性があるとされています。
ちなみにBuzzap!でHTC J butterfly HTV31の実力を検証したところ、他メーカーの新機種と比較して夜景撮影時の画質が著しく低いという結果に。
さらに発熱ですぐにパフォーマンスが落ちてしまうことも判明。残念ながら完成度はあまり高くなく、苦戦の背景は必ずしもブランド力だけの話ではないと思われます……。