携帯電話のシェア争いに大きな変化が発生しました。詳細は以下から。
産経新聞社の報道によると、2015年6月のMNP利用状況で、NTTドコモが2000件程度の転入超過となったそうです。これは実に2009年1月以来のことで、純増数も好調とのこと。
また、KDDIも数千件の転入超過であった一方、ソフトバンクが1万件前後の転出超過に。ソフトバンクが転出超過に陥るのは8年3ヶ月ぶりのことで、一人負けになったとされています。
NTTドコモが転入超過となった背景として、同社の回線を利用したMVNO(格安SIM)の利用者増が挙げられており、4~6月は純増数の5割強がMVNOによるものであることも明らかに。そのため契約者数が増えてもドコモにもたらされる収益は限られています。
さらに4~6月の3ヶ月間スパンでみると、1~3月期(14万7000件)よりは大幅に改善しているものの、ドコモは3万件の転出超過のままとされているため、各社MVNOへの取り組み次第で、今後の流れは大きく変わってくることになりそうです。
ドコモ、MNPで6年5カ月ぶり転入超過 ソフトバンクは8年3カ月ぶり転出超過(1/2ページ) – 産経ニュース