大規模災害発生時に懸念されるのが、携帯電話の基地局間を結ぶケーブル(伝送路)の断線。そんな時に無線で伝送を担い、さらに高速・大容量通信に対応したのがドコモの「5G無線アクセスシステム」です。詳細は以下から。
こちらはNTTドコモの移動基地局車。
5GHz帯および無線LANの屋外版規格を利用し、従来型の14倍となる最大100Mbpsで通信できるようになった「5G無線アクセスシステム」を新たに搭載しています。
後ろに配置されたクレーン車には、アンテナ部分を搭載。
アンテナと移動基地局車をケーブルでつなぎ、実際にクレーンを引き上げるデモンストレーションが実施されました。
デモンストレーションの様子を収めた動画はこちら。7月14日未明に視聴できる予定です。
地上28メートルまでアンテナを引き上げれば、通常の移動基地局の約5倍にあたる、最大5キロメートル程度までエリアカバーできるようになるとのこと。
そしてこのアンテナと……
もう一つのアンテナが通信することで、分断された有線伝送路を補完する仕組みです。