昨今の五輪としては類を見ないほど高額に膨れ上がった建築費、政府による責任のなすり付け合いなど、あまりにもグダグダな「新国立競技場」にニックネームが誕生しました。その名も「#森喜朗古墳」。現在ツイッターで絶賛拡散中です。詳細は以下から。
発端となったのはこのツイート。新国立競技場の建築費に、さらに72億円が追加されるというニュース記事に対し、「森喜朗古墳凄まじいな」というコメントが付いたところ……
森喜朗古墳凄まじいな。
https://t.co/4inro0Vd5A.
— bcxxx (@bcxxx) 2015, 7月 14
建築費以外にも、2019年に開かれるラグビーのW杯に間に合わせるために、競技場としての完成度よりも工期を優先させようとするなど、新国立競技場にまつわる一連の問題には東京五輪・パラリンピック組織委員会長、森喜朗元首相が大きく関与していることから、非常にしっくりくる表現として、「#森喜朗古墳」が一挙に拡散。見事Twitterのトレンド入りを果たしました。
そうか、あれは古墳なのか。てっぺんに穴があいているから竪穴式だな。 #森喜朗古墳
— しながう (@shinagaw) 2015, 7月 14
古墳は維持費かからないけど、こっちの古墳はその後も年20億とかかかるんだよね RT @mipoko611: この古墳は奴隷の代わりに、血税2520億円プラス72億円プラス既に伐採された樹木千本が殉葬されるのですね。わかります。 #森喜朗古墳
— 裁判員制度はいらないインコ (@nosaibaninko) 2015, 7月 14
ツイッターのトレンドに
#森喜朗古墳
ってあってなんぞ??と思ったら、新国立競技場のことか。これ考えた人のネーミングセンス凄いな…。汚い・攻撃的な言葉を使わずに見事に皮肉ってる
— kleric3 (@kleric3) 2015, 7月 14
森喜朗古墳こと新国立競技場の値段が話題になっていますがここでこちらをご覧ください #森喜朗古墳 pic.twitter.com/FY1KAnMp0T
— みお@低浮上-Si* (@thousandMio) 2015, 7月 14
挙げ句の果てにはBuzzap!でも何度かお伝えした「ママゴト」などで知られる漫画家・松田洋子さんによって首相時代の失言問題まで掘り起こされる始末。
#森喜朗古墳
十五年くらい昔に花田紀凱編集長が潰した雑誌に描いた森喜朗マンガの一部でも貼っておきます。 pic.twitter.com/t2NEd1T3ti
— 松田洋子 (@matuda) 2015, 7月 14
時の権力者がどれだけ権勢を誇っていたかを示す古墳。森元首相や与党が国民から非難を浴びつつも計画を進めようとする背景には、やはり古墳と同じように、自らの権力を誇示したいという思い入れでもあるのでしょうか。
#森喜朗古墳 こんなハッシュタグが…新国立競技場は森喜朗の権威を誇示するための古墳ってことか…(汗)
北斗の拳に出てきた聖帝サウザーの聖帝十字陵みたいだな。退かぬ!媚びぬ!省みぬー! pic.twitter.com/OUDVrdsb7Q
— 深緑のオアゾーさん (@aguridog) 2015, 7月 14
このまま森元首相や与党が計画見直しをせず、新国立競技場の建設を進めれば、毎年莫大な維持費に苦しめられる「負の遺産」となることはほぼ確定しているだけに、自ら晩節を汚すような真似だけはやめてもらいたいところです。