「格安スマホの廉価版」という、不思議な位置付けにあたるモデルが発売されることになりました。詳細は以下から。
ASUSのプレスリリースによると、同社は8月8日(土)から「ZenFone 2 Laser (ZE500KL)」を発売するそうです。カラーリングはブラック、ホワイト、レッドの3色で、予測実売価格は2万7800円。
ZenFone 2 Laserは初代Zenfoneの後継機種にあたるモデルで、5インチHD(1280×720)IPS液晶、Snapdragon 410(1.2GHz)、2GB RAM/16GB ROM、500万画素前面カメラを搭載するなど、スペック面では一般的な格安スマホとほぼ同じ。
しかし傷や指紋汚れに強く、耐久性に優れた「Gorilla Glass 4」と、iPadなどにも取り入れられている技術で、液晶パネルからカバーガラスまでの複数層を圧着し一体化させ、パネルとガラスとの間の隙間を無くす「フルラミネーションディスプレイ」を採用することで、汚れを気にすることなく美しい画面を楽しめるほか……
背面に備えた1300万画素カメラには瞬時にピントを合わせられる「レーザーオートフォーカス」や、自然な明るさと色味を再現できる「デュアルカラーLEDフラッシュ」を搭載するなど、高い作り込みを実現。バッテリー容量は2400mAhです。
純正アクセサリーとして、便利な専用アプリに素早くアクセスできる窓付カバー「View Flip Cover(予想実売価格2680円)」や、ブルーライトを軽減する専用液晶保護フィルムも同時発売予定です。
なお、Zenfone 2 Laserの国内対応周波数帯は以下の通り(カッコ内はバンド)。基本的にNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクモバイルのプラチナバンドLTEにすべて対応。さらにデュアルSIMスロットによって、同時利用はできないものの、4G対応のSIMカードを2枚挿すことができます。
W-CDMA:2.1GHz(1)、800MHz(6)、900MHz(8)、800MHz(19)
LTE:2.1GHz(1)、1.7GHz(3,9)、800MHz(6)、900MHz(8)、800MHz(18)、800MHz(19)、700MHz(28)
・16時43分追記
上記の対応周波数帯から、携帯各社のネットワークで利用できると思われていたZenfone 2 Laserですが、ASUSの日本法人に問い合わせたところ、認証を通っていないので「NTTドコモの回線でしか使えない」との回答でした。
auおよびソフトバンク回線については、MVNOを含めて「物理的に使えない」とのこと。またしても技適が立ちはだかることになったわけですが、自分の好きなSIMフリースマホを好きなキャリアの回線で大手を振って利用できるようになる日はまだ遠いようです……。