先日ソフトバンクが動画配信サービス「NETFLIX(ネットフリックス)」のスタンダードプラン(HD画質プラン)を、国内家電量販店の店頭などで独占提供することをお伝えしましたが、ここで1つ見逃せないのが、同社がユーザーに課している「通信の最適化」。
ネットワークに負荷をかけないため、画像や動画などをサーバー側で圧縮(=劣化させる)して通信量を減らす措置で、ユーザーがオンオフを選ぶことはできませんが、ではNETFLIXの画質も劣化してしまうのでしょうか。問い合わせた内容と回答は以下から。
Buzzap!編集部:
発表会でNETFLIXをソフトバンクの4G/4G LTE回線で快適に視聴できることをアピールされていましたが、NETFLIXに対して、通信の最適化は適用されるのでしょうか。
ソフトバンク:
通信の最適化に関しては常に実施しているわけではなく、混雑している時間やエリア内で実施している場合があります。また、実施している場合も、著作物を毀損するような圧縮は行っていません。
Buzzap!編集部:
ありがとうございました。
つまり通勤時間帯の電車内や繁華街などの、混雑している時間帯やエリアであれば、NETFLIXであっても通信の最適化の対象ということに。
しかし、その場合も可能な限り品質が損なわれないように圧縮を施すため、あとは圧縮後のクオリティをどれだけユーザーが許容できるのか……という点が注目するポイントとなりそうです。
なお、ソフトバンクは家電量販店でNETFLIXを使った積極的な販売攻勢を行うとしていますが、業界関係者からは「通信量無制限をうたうワイモバイルの『Pocket WiFi 305ZT』などと抱き合わせ販売が行われた結果、3日間で1GB制限問題が再燃するのではないか」という懸念の声も上がっています。