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毎年最新のiPhoneを使える「iPhoneアップグレードプログラム」登場、携帯各社の「土管化」さらに進行へ

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今までのように2年に1度に機種変更するのではなく、毎年常に新しいiPhoneを使い続けることができる「iPhoneアップグレードプログラム」が提供されることになりました。
ユーザーにとって画期的な内容である一方、携帯各社にとって今まで以上に厳しい内容となっています。詳細は以下から。

Apple公式サイトによると、新たに提供される「iPhoneアップグレードプログラム」はiPhone 6s/6s Plusが対象で、モデルおよび容量に応じて月額32.41ドル~44.91ドルを支払えば、SIMフリー版のiPhoneを好きな携帯電話会社で利用できるようになるというもの。

12ヶ月間所定の金額を支払えば、今利用しているiPhoneを下取りに出して、新たなiPhoneを手に入れることができる(アップグレードプログラムは自動更新)仕組みで、ユーザーは追加料金を支払うことなく、毎年常に最新のiPhoneを使えるわけです。
なお、支払額の中にはApple Care+の料金も含まれており、万が一の破損・水没などにも対応可能。Apple自らが提供するだけあって、至れり尽くせりのサービスです。

auが今年春に始めた18ヶ月で機種変更できる「アップグレードプログラム」よりも期間が短い上、Apple自らがSIMフリーモデルを提供することで、特定の携帯電話会社との長期契約が不要となる点がユーザーにとって大きなメリットとなる「iPhoneアップグレードプログラム」。
もしこのスタイルが広く受け入れられるようなことがあれば、携帯各社は端末の割賦販売を使ってユーザーを囲い込むことができなくなる上、iPhoneに通信回線を提供するだけの「土管化」が進行してしまい、各種サービスなどでの収益化が難しくなるおそれがあります。
現時点ではアメリカの携帯電話会社(Verizon、AT&T、T-mobile、Sprint)が対象の同プログラム。しかし今年5月からSIMロック解除が義務付けられるなど、日本の携帯電話業界も大きく変革しつつあるだけに、国内で実現する可能性はゼロではないのかもしれません。
iPhone Upgrade Program – Apple

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