人の数だけあると思われるワークスタイルですが、「立ったままデスクワーク」を2年間試した人物がその結果をレポートしました。
What Happens When You Stand For 2 Years. – Tricks of the Trade
この記事によると、立ったままパソコンで毎日10時間以上仕事をする……というスタイルを2年間にわたって続けた人物が、その結果を明かしています。
まずは始める前に恐れていたものの、起きなかったこと一覧。
・膝、足、背中、または腰の痛みを発症しなかった
・一日や一週間の終わりに疲れ果てたように感じなかった
・生産性や集中力は低下しなかった
代わりに起きたこと一覧。基本的にメリット多めです。
・姿勢が改善され、首や肩への負担が少なくなった
・足がより筋肉質になった
・仕事中のほうがより身体を動かすようになった
副作用はプラスとマイナスの2つ。
・マイナス面:一度に2時間以上座っていると不快になる
・プラス面:行列に並んだり、地下鉄内で立ちっぱなしになっても足が疲れず、イライラせずに済むようになった
なお、被験者は2年間の間、靴のパッドの厚さやパソコンの高さを調節。パソコンを胸の高さにセットし、約105度見下ろす形にするのがベストポジションであるとされているほか、座って休憩する代わりに周囲を歩くことで疲れを癒せるようになったとしています。
これが実際のワークスタイル。
2011年ごろに取りざたされていたものの、長期間続けないと効果があるかどうかは分からなかった「立ったままデスクワーク」。今回のレポートで意外とメリットが多そうであることが明らかになったものの、実践するのはなかなか難しそうです。
(関連リンク、拡大画像を参照できるオリジナルの記事はこちらです)