世界シェアトップのAndroidスマホ「Galaxy」シリーズを主な標的に据えたマルウェアが登場しました。
すでに日本でも感染例が確認されていますが、驚くほどの凶悪っぷりです。詳細は以下から。
セキュリティソフト「Lookout」公式ブログによると、アメリカ・ドイツ・イギリス・フランス・ロシア・スペイン・日本・カナダにおいて、「Kemoge(別名ShiftyBug)」と呼ばれる新型マルウェアが確認されたそうです。
Kemogeは被害者の端末をルート化することで、完全なコントロール下に置いてしまう凶悪なマルウェアで、セキュリティソフトをアンインストールし、自身の保全を図る可能性があるほか、最終的には他のアプリケーションを端末にインストール。
自身をシステムアプリケーションとしてインストールさせるため、削除が非常に難しく、もしルート権限を奪われてしまった場合、新しい端末を購入するか、マルウェアが混入していない正規版ROMをインストールするしかないとされています。
なお、現時点でKemogeの影響を受ける端末の大半はサムソン製スマホ。シェアが高いからこそ狙い打ちされたと思われますが、もし日本でも人気の高いXperiaなどがターゲットとなった場合、国内での被害拡大が懸念されそうです。
新たに出現したマルウェア 、端末をルート化するKemoge-ご安心ください。Lookoutなら阻止できます | LOOKOUT ブログ