日立やパイオニアが相次いで撤退し、最後まで残っていたパナソニックも撤退を決めたプラズマテレビが、とんでもない価格で販売されていることが明らかになりました。詳細は以下から。
大手価格情報サイト「価格.com」によると、現在販売されているプラズマテレビはパナソニック製の55インチモデル「スマートビエラ TH-P55GT60」「スマートビエラ TH-P55VT60」および50インチモデル「TH-50PH30」の3機種のみ。なんと39万8000円~80万2175円という、最新の4Kテレビよりも高い値段で販売されています。
興味深いのが最も高価な「TH-50PH30」の値動き。過去2年間のデータによると、2年前の同時期と比べて価格は5倍になっています。
最も安い「スマートビエラ TH-P55GT60」についても、過去2年間の値動きを追うと、品薄になるにつれて値段が上がっているのが顕著です。
視野角の広さや応答速度の速さ、動きの速い映像を視聴していても解像感が損なわれないなどのアドバンテージがあったものの、液晶陣営に敗れたプラズマテレビ。
今後はED Betaやレーザーディスク、D-VHSなどのように、コアなファンの間で取引されるようになるのでしょうか。