高音質な音声通話に加え、ビデオ通話機能も備えたP2P通話ソフト「Skype」が、新機能を開発中であることが明らかになりました。
BBC News – Skype confirms 3D video calls are under development
イギリスのBBCが今年で10周年を迎える「Skype」について、Microsoftのコーポレートバイスプレジデント・Mark Gillett氏にインタビューを行ったところ、3Dビデオ通話機能を開発していることを明かしています。
これは「ミーティングに出られない従業員と3D立体映像で通話できる」などのシーンを想定して開発されている機能で、Gillett氏は3Dスクリーンや3Dキャプチャについて研究してきたとのこと。
しかしパソコンやテレビなどの3D表示が可能なデバイスは登場したものの、周囲に複数のカメラを設置する必要があるため、3Dキャプチャデバイスはまだ存在していないのが実現にあたっての問題点に。
さらに肝心の3Dコンテンツについても消費者の関心が薄く、ディズニー傘下のスポーツチャンネル「ESPN」が3D放送を終了させるなど、3Dコンテンツ自体が前途多難な状況に陥っていることから、Gillett氏は3D通話機能が実現するには長い時間がかかるとしています。
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