KDDIのLTE全国エリアカバーがいち早く完成する見込みであることが明らかになりました。
基地局数でも抜きん出ており、他社の追随を許さないものとなっています。
本日行われた「一連のLTE通信障害への対策とこれからのLTEネットワーク戦略について」と題された説明会。
KDDIは現在、つながりやすい「プラチナバンド」と呼ばれる800MHz帯と1.5GHz帯、2.1GHz帯でLTEを展開しており、2013年夏モデルのAndroidスマートフォンからはすべての周波数に対応したトリプルバンド端末に。また、800MHz・1.5GHz帯のLTEは下り最大75Mbpsに対応しています。
そしてKDDIは2014年3月末に800MHz帯を用いたLTEの実人口カバー率を99%にまで引き上げ、全国カバーを完成させる予定。
2013年8月末現在の実人口カバー率は97%ですが、面積比で実に約1.5倍となり、どこでも快適に高速通信を利用できるように。
また、各周波数帯をシームレスに切り替え、自動的に空いている周波数帯を選択することで、混雑時でも快適なネットワークを構築。
特筆すべきが大手3社のLTE基地局免許許可数。KDDIがauブランド単独で6.1万、ソフトバンクはイー・モバイルを合わせても3.8万、NTTドコモは3.5万となったほか、つながりやすい800MHz帯基地局でKDDIは3.1万と、他社を圧倒する数字に。基地局の「数」で自社の優位をアピールするケースは多々見受けられますが、「質」においてもなかなかのものです。
iPhone 5Sがプラチナバンドに対応すれば、まさに無双状態となりそうな今後のネットワーク展開。なお、BUZZAP!では後ほど詳細記事をお届けします。
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