ドコモが鳴り物入りで始めたものの、まったくにぎわう気配が無かったスマホ向け放送サービス「NOTTV」が終了することになりました。詳細は以下から。
報道発表資料 : 「NOTTV」サービスの終了について | お知らせ | NTTドコモ
NTTドコモの報道発表資料によると、同社がグループ会社「mmbi」を通じて提供しているスマホ向け放送サービス「NOTTV」を、2016年6月30日(木)で終了することを決定したそうです。
NOTTTVは日本初のスマートフォン向け放送サービスとして2012年4月に提供開始。対応端末を数多くラインナップし、ドコモショップなどで申し込みを受け付けてきたものの、スマホ向け映像配信サービスの普及で当初想定していた会員数の獲得に至らず、今後の事業継続が困難な見込みであることを受け、サービス終了を決めたとのこと。
なお、サービス終了のお知らせに伴い、NOTTVの新規申込受付も終了するほか、ユーザーに対しては「dTV」などをお得に利用できる各種施策を準備中だとしています。
地上アナログテレビ放送に用いられていた、貴重なVHF-Highバンドの空き領域を利用して提供されているNOTTV。
日本国民の大半がテレビを買い換えさせられ、代わりに始まったサービスが2015年3月期に500億円を超える純損失を計上し、4年で終了することとなったNOTTVと考えると、なんとも言えない気持ちになりますが、空くことになる帯域は今後どのように用いられるのでしょうか。