先日Buzzap!で東芝・富士通・VAIOの3社がパソコン事業の統合に向けて動き始めることをお伝えしましたが、今度は東芝が白物家電事業の売却を検討していることが明らかになりました。詳細は以下から。
神戸新聞社の報道によると、東芝が冷蔵庫や洗濯機などの白物家電事業の売却に向けた検討を進めていることを関係者が明かしたそうです。これは不正会計問題による業績悪化で、東芝が各種事業の見直しを進めていることを受けたもの。
家電大手の白物家電事業は海外生産が進んでおり、円安の影響で採算が悪化。経営再建中のシャープの白物家電事業と統合する案が軸となっています。
なお、東芝はかつて携帯電話事業を富士通に売却したほか、不正会計が判明してからは画像センサー事業をソニーに譲渡。パソコンや白物家電事業の分離・統合が進められると、一般的な消費者が「東芝」のロゴを見かける機会は一気に減ることとなります。
ちなみに東芝は2014年に液晶テレビ「REGZA」シリーズで知られるテレビ事業を分社化して白物家電事業と統合した「東芝ライフスタイル」を立ち上げ済み。
もしシャープに売却されるのが東芝ライフスタイルそのものであれば、富士通に売却されて消えた「REGZA Phone」ブランド同様、「REGZA」ブランドも消えてしまう可能性があります。
東芝、白物家電の売却検討/社会総合/デイリースポーツ online