iPhone 6s/6s Plusが発売3日間で過去最高となる販売台数1300万台を達成するのに大きく貢献するなど、今やAppleにとって無くてはならない存在となった中国市場。
しかし同社が新機軸として打ち出した大画面版iPadこと「iPad Pro」が同国で深刻な販売不振へと陥っていることが明らかになりました。詳細は以下から。
中国の調査会社TalkingDataによると、同国でiPad Proが発売されて最初の1ヶ月間の販売台数が予想を大きく下回る4万9000台程度だったそうです。これはiPad Proの本体価格が高すぎる(最も安いモデルで5888人民元=約11万円から)ためとのこと。
Intelの最新プロセッサ「Cherry Trail」を搭載したWindowsタブレットなどがわずか1万円台で販売されるなど、タブレット分野での価格競争がひときわ激しい中国。
しかしiPad Air 2が発売1ヶ月で55万7000台、iPad mini 4が9万2000台売り上げるなど、iPadの需要が高い市場でもあったため、iPad Proの販売台数が5万台に満たないというのは、非常に大きな出来事ととらえざるを得ないわけです。
なお、中国市場での販売状況は芳しくないものの、世界規模ではiPad Proが発売3ヶ月で300万台を売り上げ、Appleに24億ドルの売り上げをもたらすと複数の市場関係者が予想しています。
China market: iPad Pro sales reach only 49,000 units in the first month