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「WiMAX 2+」のサービスやエリアの詳細判明、au 4G LTE対応や220Mbpsへの増速も

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総務省から新たに20MHz幅の割り当てを受け、10月末からサービスを開始する予定の「WiMAX 2+」。
下り最大110Mbpsの高速通信を実現する同サービスですが、エリア展開や大まかな料金が明らかになりました。詳細は以下から。

これはUQコミュニケーションズがMVNO(仮想移動体通信事業者)へ「WiMAX 2+」サービスの提供条件を説明した資料。2009年2月の試験サービス開始から2013年7月29日の2.5GHz帯特定基地局開設計画申請まで、今までの歩みがまとめられています。

新規に割り当てられた20MHz幅と合わせ、UQコミュニケーションズは50MHz幅を獲得。これにより「WiMAX 2+」が開始されるわけです。

WiMAX 2+の特徴。将来的には1Gbpsを超える高速化や大容量化を実現し、中国市場での伸びが期待される「TD-LTE」との互換性を確保。既存のWiMAXをシームレスに利用できる点もポイントです。

4×4、8×8の「高度化MIMO」「高度化変調方式(256QAM)」に加え、20MHz帯を2つ重ねた「キャリアアグリゲーション」で高速化へ。4×4MIMOで下り最大110Mbpsから220Mbpsに増速し、2018年度までには下り最大1Gbpsを実現するとされています。


そしてWiMAX 2+サービスの概要。10月31日(木)に下り最大110Mbps、環状七号線内側約1000局でサービスインした後、2013年度末には東名阪で約7000局に拡大。2014年度以降は下り最大220Mbpsに増速され、現行WiMAX相当となる2万1000局までエリアが拡大されるのは2015年度半ばとされています。

サービス開始時点では「WiMAX 2+」のエリアは狭くならざるを得ないわけですが、既存のWiMAXエリアへの対応に加え、オプションとしてFDD-LTEの提供を検討中。なお、親会社のKDDIは2014年3月末までに「au 4G LTE」の実人口カバー率を99%に引き上げる予定です。

ちなみに気になるWiMAX 2+の利用制限については「検討中」とされているため、現状通信速度・通信量無制限のWiMAXとは異なり、WiMAX 2+では何らかの制限がかかる可能性があります。
WiMAX 2+対応端末第一弾はモバイルルーターを予定。「WiMAXのみ利用可能」「WiMAX/WiMAX 2+の両方が利用でき、エリア内ではWiMAX 2+に優先接続」の2つのモードを切り替えられるようになっています。


従来のMACアドレスベースでの管理に代わって、あらかじめ電話番号が付与されたUIMカードによる契約回線管理を導入。他社端末やSIMフリー端末などに挿入して利用することはできません。

気になる月額料金。あくまでMVNOへの提供料金であるため、実際の料金はさらに上乗せされたものとなりますが、縛りの無い「定額プラン」は月額4110~4220円、中途解約に税別9500円が必要な「2年定額プラン」は月額3110~3220円、新規契約者向けキャンペーン適用時は月額2610~2720円に。

新規契約手数料は1回線あたり3000円、UIMカード再発行手数料は1枚あたり2000円。

公衆無線LANのバックホール回線としての利用は禁じられています。

以上の内容から、UQコミュニケーションズ本体が提供すると思われる「WiMAX 2+」の利用料金は既存プランが据え置かれ、「定額プラン」が月額4480円、「2年定額プラン(ないし年間パスポート)」は月額3880円になるのではないかと考えられます。
また、通信量制限が気になるところですが、モバイルルーター側に「WiMAXのみを利用できるようにする」などの切り替え機能が導入される予定であるため、「WiMAXのみの利用は無制限、WiMAX 2+利用時は従量課金」といった形となりそうです。

(関連リンク、拡大画像を参照できるオリジナルの記事はこちらです)


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