昨年末に行われた白熱電球に続いて蛍光灯も製造中止になるという報道を受け、より注目を集めることとなったLED電球。
一般的に「低消費電力」「長寿命」が売りとされていましたが、少し雲行きが怪しいようです。詳細は以下から。
増えてきましたLEDの不点灯 – 栄電気のココロ
東京都江東区亀戸にある「栄電気」のブログによると、当初10年という寿命で売られてきたLED電球ですが、想定よりも非常に短い使用時間で不点灯となってしまうケースがあるそうです。
実際に不点灯になった大手メーカー製LED電球を分解する様子も公開。分解する前から、中にある部品から液体が流れた跡とおぼしき粉が口金の隙間に付着しています。
分解してみると、原因は電解コンデンサーの液体漏れにあることが判明したとのこと。
商品の欠陥が発生してしまう背景として、筆者は価格破壊によるコスト削減が原因ではないかと推測。「消費者はそろそろ安価を求めない、安心を求めるようにならないとイケナイと感じています」としているものの、大手メーカー製LED電球すら短命に終わる可能性があるのであれば、いったい何を買えばいいのか……と感じざるを得ません。
なお、Impressの家電Watchによると、本来うたわれていた寿命よりも早く壊れてしまったLED電球について、メーカーのサポートセンターに問い合わせてみたところ、交換対応してもらえたとのこと。
白熱電球や蛍光灯より高価なものの、低消費電力・長寿命なため、きっと元が取れるはずと信じて購入した人も少なからずいるであろうLED電球。予想外の短命に対処するためにも、購入時のレシートや保証書などは残しておいたほうがいいかもしれません。