先ほどドコモが発表した2年縛りを撤廃する新料金プラン「フリーコース」および長期割引プラン「ずっとドコモ割コース」を、同社の資料を交えて解説します。詳細は以下から。
本日行われた記者発表会で報道陣向けに公開された資料。
2014年6月1日に提供された新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の契約数が、先日3000万件を突破しました。
お客さまの声(というより総務省の要望)を受けて、今年に入って「シェアパック5」などのライトユーザー向けプランを整備してきたドコモ。本日発表されたのは「2年経過後に解約金が発生しないようにして欲しい」「長く使っている人をもっと優遇して欲しい」というニーズに応えるためのものです。
まずは基本料金そのままで解約金が発生しない代わりに、ずっとドコモ割が適用されない「フリーコース」と、従来と同じ内容(基本料そのまま、更新月は解約金無し)でずっとドコモ割が適用される「ずっとドコモ割コース」を新設。
この2つのコースは、最初の2年契約が終了した時点で選べるようになります。
さらにドコモは、携帯各社で唯一長期利用割引「ずっとドコモ割」を提供していますが……
今回割引時期を4年以上に前倒ししたほか、最大割引額を2500円に拡大。ライトユーザーや個人ユーザー向けのシェアパック5・Mパック・Lパックについても4年・8年目(従来は10年目)から割引を受けられるようになっています。
これにより長期契約で割引を受けられる層がかなり拡大。「ずっとドコモ割コース」が大きな意味を持つようになりました。
そして今回、新たに導入されたのが「更新ありがとうポイント」。「ずっとドコモ割コース」で2年契約を更新するごとにdポイントが3000ポイント(有効期限6ヶ月)付与されるというもの。
携帯電話本体の購入だけでなく、ドコモが提供するサービスやショッピング、アクセサリの購入など、さまざまなものに利用できます。
これらがドコモの新料金プラン。ざっくり解説すると、「料金そのままで2年縛り撤廃」「2年縛りはそのままで、その代わり各種割引がさらに手厚くなる」という2つのプランを、ユーザーは負担が増えることなく選べるようになるわけです。
なかなかユーザーへ歩み寄ったのではないか……と思われるドコモの新料金プラン。特に長期割引は他社が導入していないところであるだけに、auやソフトバンクも追従すべき点はあるのではないでしょうか。