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昨年12月に突如として持ち上がったVAIOと富士通、東芝のパソコン事業統合話がお流れになるようです。詳細は以下から。
日本経済新聞社の報道によると、東芝、富士通のパソコン事業とVAIOを統合する交渉の合意が難しくなり、構想を白紙に戻す見通しとなったそうです。
これは統合後の成長戦略や拠点の統廃合などについて折り合いがつかなかったことを受けたもの。
統合後の成長戦略や人員のリストラについても話し合いが難航しており、当面の期限としていた3月末までに合意に至らなかったため、6月末の合意を目指して交渉を続けたものの、溝が埋まらなかったとしています。
3社が進めていた統合話は共同出資で持株会社を設立し、各社のパソコン事業をぶら下げるというもの。
統合によるスケールメリットを生かして部品やソフトの調達費用を削減し、収益性を高める狙いがありましたが、今回頓挫してしまったことで、パソコン事業の採算が悪化している富士通や東芝は、異なる形での事業統合や売却などを迫られることになりそうです。
東芝・富士通・VAIO、パソコン統合交渉白紙に :日本経済新聞