2015年発売のフラッグシップモデル「HTC J butterfly HTV31」では最新プロセッサ・Snapdragon 810を搭載するも発熱で動作が遅くなり、おまけにカメラの画質で他のスマホと大差を付けられるなど、お世辞にも奮わなかったHTC。
昨年8月にはブランド価値がゼロになるなど、厳しい曲面に立たされてきた同社ですが、そんな汚名をそそぐべく、今年の夏はとんでもないスマホを引っさげてくるようです。詳細は以下から。
まずは先日発表された「HTC 10」を解説。ゴリラガラス採用の5.2インチWQHD(2560×1440)) Super LCD 5液晶に最新のSnapdragon 820(64ビットクアッドコア、2.2GHz)、4GB RAM/32GBないし64GB ROMを備えた、まさにフラッグシップモデルのAndroid 6.0スマホです。
USB Type-C端子と超急速充電技術「Quick Charge 3.0」によって30分でバッテリー(3000mAh)を50%以上充電可能に。また、ついにスピーカーがステレオでは無くなりました。
カラーバリエーションはグレイシャーシルバーとカーボングレイの2色。
日本向けモデルの対応周波数はこんな感じ。対応周波数帯にドコモのプラチナバンドが含まれているため、SIMフリーモデルが発売される可能性も想定されます。
・2G/2.5G(GSM/GPRS/EDGE)
800/850/1800/1900MHz
・4G(FDD-LTE/TD-LTE)
B1/3/5/7/13/17/19/21/26/38/41
そんなHTC 10ですが、特筆すべきポイントが1.55マイクロメートルのピクセル「HTC UltraPixel 2」やF1.8のレンズ、光学手ブレ補正を採用した1200万画素カメラ。その画質はベンチマークサイト「DxOMark」でスマホカメラとしては史上最高となるスコア「88」を記録。なんとハイレゾ音声付き4K動画撮影にも対応しています。
自撮り用のフロントカメラはF1.8レンズ採用で500万画素。なんとフロントカメラとしては世界初となる光学手ブレ補正を備えています。
このように、スペックもカメラの画質も申し分無いHTC 10。海外メディアでは日本の携帯電話会社限定カラーとして「カメリアレッド」が発売されるとしており、そのキャリアはKDDIではないかと報じられています。