かねてからauのフラッグシップモデルとしてラインナップされてきたものの、唯一Xperiaシリーズと渡り合った「HTC J One HTL22」以降、カメラの画質面で苦戦し続けてきたHTCのスマホ。
そんなHTCがauの2016年夏モデルとして、「HTC史上最強」をうたう高画質カメラを採用したスマホを発売します。詳細は以下から。
これが「HTC 10 HTV32」本体。2011年10月発売の「HTC EVO 3D ISW12HT」以来、実に5年ぶりとなるHTCグローバルモデルの直接投入のため、今回は「HTC J」シリーズではありません。また、auのHTCシリーズ歴代プロモカラーのため、au先行でグローバルモデル未登場のカメリアレッドがラインナップされています。
高級感あるメタリックボディに加えて、本体正面には約5.2インチWQHD(2560×1440)IPS S-LCD液晶、光学手ブレ補正対応の500万画素フロントカメラ、そしてイヤホン無しでも高音質サウンドを実現する前面スピーカー「BoomSound 2.0」を搭載。
これまで横向き時にステレオになるように作られていたBoomSoundですが、今回は縦持ち時に上部がツイーター(高音再生用)、下部がウーファー(低音再生用)となるよう設計されています。
実際に音を鳴らしてみたところ。
ざっと触った感じも悪くありません。
側面はこんな感じ。
背面カメラは光をたくさん取り込める「HTC UltraPixel 2」およびF値1.8、レーザーオートフォーカス、光学手ブレ補正対応な上、抜群の写りでXperia Z5、iPhone 6sのライバルに躍り出たNexus 5Xにも採用されているソニーのカメラセンサー「IMX377(1200万画素)」を採用。世界初の前面・背面カメラに光学手ブレ補正を備えたスマホとなっています。
さらに国内スマホで始めてハイレゾ対応のイヤホンを同梱。本体カラーに合わせる形で、黒ないし白が同梱されています。
他のイヤホンを使う場合も、ヘッドセットを使う前に年齢、ジャンル、周りの環境を入力してユーザーに合った音をカスタマイズして再生できる「PAP(パーソナル オーディオ プロファイル)」によって高音質再生が可能です。
また、HTC 10 HTV32は上下を気にする必要が無いUSB Type-C端子を導入しており、30分で約50%までの急速充電が可能なQuick Charge 3.0にも対応。専用充電器も同梱されています。
カラーバリエーションは3色
スペックシートなどはこんな感じ。
本体の高級感と高画質カメラ、そして新たなアプローチのスピーカーを兼ね備えた「HTC 10 HTV32」。HTCブランドの国内復権を狙える可能性を秘めていそうです。
・HTC 10 HTV32(HTC製、6月上旬発売予定)
ディスプレイ:約5.2インチWQHD(2560×1440)IPS S-LCD液晶
CPU:Snapdragon 820
メモリ:4GB RAM/32GB ROM
カメラ:背面1200万画素、前面500万画素
バッテリー:3000mAh
防水、防塵:防塵のみ対応
対応ネットワーク:下り最大370Mbps(au 4G LTE+WiMAX 2+の3波CA)