格安SIM事業者が相次いで導入している、高速通信をオン・オフできる機能。オフにすると通信速度が限られる代わりに、データ通信量をカウントされずに済むため、うまくやりくりしたいユーザーにとっては非常に有難いわけですが、UQ mobileはひと味違います。詳細は以下から。
◆データ通信量カウント無し、300kbpsの実力は?
まずはターボ機能のおさらい。データチャージサイトやポータルアプリなどでオフにすると、データ通信量を節約できる「節約モード」へと移行します。節約モード時の通信速度は従来プランだと200kbpsですが、スマホ代込みで月額1980円から利用できる「ぴったりプラン」契約時は他社の1.5倍となる300kbpsになります。
そこで今回、本日発売のiPhone 5s(ぴったりプラン契約)で、節約モード時の使い勝手を検証してみました。まずはブラウジングの様子。画像の多いページだと表示にやや時間がかかるものの、ちゃんと見ることができました。おそらくテキストメインのサイトやLINEチャットなどではほぼ問題ないと思われます。
YouTubeともなると、ブツブツ途切れてしまって使い物になりません。
しかし動画サイトの視聴が一切無理なのかというと、そんなことはありません。なんとバンダイチャンネルの場合、「300kbps」があるため、画質や音質さえ気にしないのであれば、視聴できてしまいます。
実際に観てみたところ。一番最初に動画を読み込む際に時間がかかるものの、再生が始まってさえしまえば、なんとか観られないこともありません。
さすがにこのような使い方をする人はそうそういないと思われますが、200kbps近い帯域を消費するApple Musicを聴きながらでも、テキストチャットやテキストメインのサイト閲覧ができる余裕があるというのは、なかなか心強いのではないでしょうか。
◆ワイモバイル版iPhone 5sと比べた際のアドバンテージにも
かねてからお伝えしている通り、料金面でワイモバイルに対して優勢なUQ mobile版iPhone 5s。
さらにワイモバイルには節約モードが無いため、「データ定額は最小パックの契約で、あとは自分で通信量を上手くやりくりしたい」というユーザーにとっても、UQ mobile版はなかなか強力な選択肢となりそうです。