世界的オーディオブランド「JBL」や、ソフトバンクのスマホとセット販売されたスピーカーでも知られる「Harman Kardon」、一部のオーディオマニアからの支持が厚い「AKG」などを手がけるHarmanをSamsungが買収します。詳細は以下から。
SamsungとHarmanが連名で発表したプレスリリースによると、Samsungは80億ドルを投じてHarmanを買収するそうです。目的はHarmanが持つコネクティッドカー向け技術で、同分野は2025年に1000億ドル市場になると見込まれるとのこと。
5GなどのSamsungが持つ通信・コンピューティング分野の技術とHarmanの車載向け技術を融合させることで、次世代コネクティッドカーの研究開発が加速するほか、Harmanの音響技術がSamsungのモバイルやVR端末などの競争力を強化するとしています。
なお、今回の買収によってHarmanはSamsungの完全子会社になるものの、現在の経営陣や開発者、本社や設備、そしてプロオーディオブランドのすべてが保持される方針。
若者から支持を集めるオーディオメーカー、BeatsをAppleが買収したことは記憶に新しいですが、今度は歴史ある世界的オーディオブランドをSamsungが傘下に収めることになります。
Samsung Electronics to Acquire HARMAN, Accelerating Growth in Automotive and Connected Technologies | HARMAN