ソニー、東芝、日立の中小型液晶事業を統合した国内最後の液晶メーカー、ジャパンディスプレイがソニーやパナソニックの有機EL事業を統合したJOLEDを子会社化する可能性が浮上しました。詳細は以下から。
日本経済新聞社の報道によると、ジャパンディスプレイがJOLEDの子会社化を検討しているそうです。子会社化にあたっては出資元の産業革新機構から750億円の資金支援を受けるとのこと。
JDIは本日発表したプレスリリースにおいて、今回の報道は自社が発表したものではないとした上で、「将来の成長戦略のため、スマートフォン向け液晶ディスプレイ中心の事業形態から、更なる事業の多様化を含めた様々な選択肢を検討している」とコメントしています。
ジャパンディスプレイはスマホ向け液晶ディスプレイで韓国勢やシャープなどと競合していますが、2017年モデルのiPhoneが採用されるとみられる有機ELディスプレイでは出遅れている状態。韓国や中国勢が有機ELに莫大な投資を進める中、一刻の猶予も許されない状況となっています。