世界初のAndroidスマホ「G1」を発売するなど、時代の最先端をひた走っていたHTCが、同じ台湾のASUSにスマホ出荷台数で完敗してしまいました。詳細は以下から。
ASUS, HTC, Acer fall short of smartphone shipment targets
海外メディアの報道によると、台湾を拠点とするスマホメーカー3社(ASUS、HTC、Acer)は現在苦境に立たされているそうです。
これは中国メーカーとの価格競争および発売時期が遅れたことなどが原因で、Zenfone 3の発売が遅れたASUSは2016年に2500万台のスマホを出荷するつもりであったのに対し、2000万台にとどまってしまったとのこと。
そして2015年に1800万台のスマホを出荷したHTCは1000~1200万台程度にとどまってしまったほか、1000万台出荷を目指していたAcerも、わずか500万台程度と、驚くほど奮わない結果となっています。
「HTCとAcerの出荷台数を足してもASUSに届かず、そのASUSも目標の8割しか売れていない」という、かなり厳しい状況に追い込まれている台湾メーカー。3社を足してもHuaweiの出荷台数(1億3900万台)の3分の1にも満たないのが現状です。
なお、HTCは先日中国・上海にあるスマホ工場を売却することを表明。売却益を「HTC Vive」などのVR事業に投資することで生き残りを図る方針とされています。