スマホの大画面化に異論を挟む人もいる昨今ですが、大画面にもかかわらず驚異的な持ちやすさを実現したスマホが登場しました。詳細は以下から。
これがドコモ版「Galaxy S8 SC-02J」。世界最速となるSnapdragon 835に4GB RAM/64GB ROMを備えたフルスペック防水・防塵スマホで、世界各国のメディアなどがその実力を認めている1台。ディスプレイには18.5:9のHDR対応有機EL(2960×1440)を採用しています。
カメラ性能も大幅に向上。F値1.7レンズ×大型ピクセル、ピント合わせを行う位相差センサーを全ピクセルに配置するデュアルピクセル技術採用の約1220万画素カメラは暗所撮影にも強く、一眼ライクな写真撮影を楽しめます。
もちろん吸い付くように動きます。
顔認証も爆速です。
しかし今回お伝えしたいポイントはそんな高性能っぷりではなく、その持ちやすさ。実はGalaxy S8はGalaxy S6、Galaxy S7 edgeと比較して横幅が最も狭いのが特徴です。
そこで今回、持ちやすさを比較してみることにしました。まずは5.1インチディスプレイ搭載のGalaxy S6。側面がそれなりに角張っているだけあって、握っても指は回り込めません。
続いては5.5インチのGalaxy S7 edge。
画期的な「edgeスクリーン」を採用したモデルでしたが……
最も分厚くなる背面部のせいで端末を握り込みづらく、指がディスプレイ側に回り込みづらいという最大の欠点がありました。この持ちにくさから、Galaxyシリーズにあまりいいイメージを抱いていなかったほどです。
しかし今回のGalaxy S8では、edgeスクリーンは機能としては残ったものの、今までより大きくラウンドフォルムに寄せたことで、5.8インチスマホにもかかわらず、握り込むことができました。持ちやすさで言えば随一です。
縦長スマホといえば2016年冬モデルとしてドコモが発売したセカンドスクリーン搭載の「LG V20 PRO」がありましたが、大きく異なるのがその重心。LG V20 PROは重心にやや難があり、バランス感が良くなかったのに対し、Galaxy S8では縦長になったにもかかわらず、バランスが狂うことはありませんでした。
横持ち時でも特に辛くありません。
むしろベゼルレスなボディもあって、映像コンテンツを映画館で観るような縦横比で観ることができるなどのメリットもあります。
なお、この持ちやすさは6.2インチディスプレイ採用のGalaxy S8+でも同じです。
ただ大画面化したのではなく、利用者のことを考えて持ちやすくしたことを強く評価したいGalaxy S8シリーズ。そろそろスマホメーカー各社は「持ちやすさ」でも勝負して欲しいところです。