画面占有率が非常に高いフレームレスボディに18.5:9の縦長全画面ディスプレイを備えたことで、見た目が大きく刷新された「Galaxy S8」を皮切りに、「全画面スマホ」のムーブメントが押し寄せることになりそうです。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、世界の主要パネルメーカーがスマホ用の18:9全画面パネルの生産を進めているそうです。
これはXiaomi、LG、Samsungといった主要スマホメーカーに加えて、Appleが次期iPhoneのプレミアムモデルに5.8インチの18.5:9の全画面有機ELパネルを採用する公算であることを受けたもの。
スマホシェアトップ5に入るHuawei、Oppo、Vivoのほか、Gionee、Meizuといった中国メーカー勢も追従する方針で、パネルメーカーからの供給が大幅に拡大する2017年第3四半期以降、各社が攻勢をかける見通しとなっています。
なお、2017年に出荷されるとみられている全画面スマホは1億5000万台以上。販売価格1500人民元(約2万4200円)を上回るミドルレンジ以上のスマホに積極的に採用される見込みで、従来の16:9タイプよりも10~15%価格上昇を見込めることから、パネルメーカーも意欲的に取り組んでいるとされています。