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明日発売の「Zenfone 4」はどれだけカメラが進化したのか、ASUSのエンジニア自らが解説

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いよいよ明日9月23日(土)発売となるASUSの最新SIMフリースマホ「Zenfone 4」。
かねてからカメラへの注力を進めており、前モデルからはソニーセンサーを積極採用するなどしてきた同シリーズですが、Zenfone 4のカメラはどれだけ進化したのかを、ASUSのエンジニア自らが解説してくれました。詳細は以下から。

◆いよいよ明日発売のZenfone 4
先日都内某所で開催された「Zenfone 4テクニカルセミナー」。

まずはASUSの広報、シンシア・テンさんが挨拶。”WE LOVE PHOTO”をテーマに発売されるZenfone 4シリーズの魅力を技術面から解説します。

日本では「Zenfone 4 Selfie Pro」「Zenfone 4」「Zenfone 4 Pro」が投入。Snapdragon 660、6GB RAM/64GB ROM搭載の上位版が投入されることになったZenfone 4ですが、ぬるぬる動く快適動作っぷりです。

9月20日時点での取り扱いパートナー。なお、Zenfone 4は「au VoLTE」対応のため、UQ mobileなどでも利用できます。

◆モデルごとに異なるアプローチを採用したZenfone 4シリーズ
それではさっそくZenfone 4のカメラ性能を見ていきましょう。

解説してくれたのはASUS JAPAN株式会社 プロダクトマネージメント テクニカルプロダクトマネージャー 阿部直人さんです。

今まで用途に応じて広角、望遠、標準レンズなどを組み合わせてきたカメラマン。一眼と比べてスマホのカメラには「薄暗い場所での撮影が苦手」「カメラアングルが制限される」という弱点がありました。



アジア圏を中心に発達してきた自撮り(セルフィー)の文化。もちろん景色もきれいに収めたいわけですが……

ASUSは今回、3つのアプローチを採用。Zenfone 4 Selfie Proでは1200万画素&500万画素広角カメラのデュアル前面カメラ、Zenfone 4では1200万画素&800万画素広角カメラ、Zenfone 4 Proでは1200万画素&1600万画素ズームカメラを備えています。

◆カメラ撮影をより楽しくする「PixelMaster 4.0」、デュアルカメラの違いは?
そしてこれらのモデルの高画質撮影を支えるのが、新技術「PixelMaster 4.0」。ローライトモード、デュアルカメラ、自分撮りの3つの側面から機能向上を図り、より進化したカメラ撮影を楽しめるようにしたわけです。


まずはZenfone 4。83度の標準カメラと120度の広角カメラを併せ持ったことで、景色も人物撮影も幅広くカバーできるようになりました。

広角カメラによって、今までのスマホカメラでは実現できなかった「景色を余さず撮影する」ことを楽しめます。


そしてZenfone 4 ProはZenfone 4と異なり、広角ではなく望遠ズームカメラを採用。光学2倍ズームと組み合わせることで、最大10倍ズームを実現しました。

実際どのような写真が撮れるのかをチェック。木漏れ日の中、木の根元に誰かが座っているように見えますが……

光学2倍ズーム。どうやら子どものようです。

5倍のデジタルズーム。よりそのシルエットが明確になってきました。

最大10倍のズームではこの通り。さすがに画質が落ちてしまうものの、スマホでここまで寄って撮れることに驚かされてしまいます。

◆「明るさ」にこだわったZenfone 4
続いてはZenfone 4シリーズがこだわった明るさの部分。Zenfone 4ではソニーの「IMX362」、F1.8レンズ、画素ピッチ1.4マイクロメートル、4軸手ブレ補正、クアルコムの画像処理プロセッサ「Spectra 160」によって、夜間でも約5倍明るく撮影できるようになりました。

Zenfone 4 Proではソニーの「IMX362」、F1.7レンズ、画素ピッチ1.4マイクロメートル、4軸手ブレ補正、クアルコムの画像処理プロセッサ「Spectra 180」、SuperPixelエンジンによって、夜間でも約8倍明るく撮影できるように。


大口径レンズ、光学手ブレ補正、スマホ最大規模のソニー製センサー、色をちゃんと再現できるRGBセンサーなどを組み合わせることで、スマホが苦手な薄暗い場所でも明るく色鮮やかな写真を撮れるようになるわけです。





しかし一方で、光を取り込みすぎるとノイズが生まれやすくなるという弱点があるわけですが、より光を取り込みやすくしたZenfone 4 Proではノイズを除去する「SuperPixelエンジン」を採用。

「ネオンサインの前で人物撮影をしても人物の顔が潰れず、ネオンサイン自体も飛んでしまわない」という、かなりバランスのいい明るさ表現を実現できるわけです。

HDRによる逆光補正も。

Zenfone 4ではポートレートモードでの撮影を楽しめます。

◆より進化したフォーカス
Zenfone 4 Proではフォーカスも進化。PDAF(像面位相差オートフォーカス)、第2世代レーザーAF、コンティニュアスAFによる「TriTech+(トライテックプラス)オートフォーカス」を利用できます。

まずはPDAF(像面位相差オートフォーカス)の解説。従来は画素のうち5%しかピント合わせに利用していませんでしたが、今回はすべてのピクセルを利用。

コンティニュアスAFと組み合わせることで、さらに高速なオートフォーカスを利用できるようになりました。

ここに1.2メートル以下の被写体や薄暗い環境に最適な、約0.03秒でフォーカスを合わせられるレーザーAFを組み合わせたのが、TriTech+オートフォーカスです。


◆カメラ周りもより操作しやすく
また、カメラ周りの操作性も大きく改善。なるべく少ない操作手順で目的の機能を呼び出せるようにしました。




32秒の長秒露光をはじめとした、プロカメラモードも。240fpsのスローモーション動画も撮影できます。


また、4K動画を撮影する際、画面をオフにして消費電力を下げる「パワーセーブモード」もあります。

◆自分撮りにも本気
ASUSがこだわりを見せたのは背面カメラだけでなく自分撮りも。「ASUS SelfieMasterテクノロジー」によって、いつでもハズさない自撮りを楽しめます。



前面カメラをデュアルカメラにしたZenfone 4 Selfieではいつでもワイドに自分撮りを楽しめる広角カメラも利用可能。


多人数での自撮りも快適です。

デュアルカメラで背景をぼかした「自分撮りポートレートモード」も。


さらに「リアルタイムで自分の顔を補正しながら動画配信できる」という、なかなか驚くべき機能まで実装されています。


カメラに対して並々ならぬこだわりを見せたZenfone 4シリーズ。続いては操作性など、どのような部分が変わったのかを解説する記事をお届けします。

【明日発売の「Zenfone 4」はどれだけカメラが進化したのか、ASUSのエンジニア自らが解説】を全て見る


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