化石燃料などを燃やした際に出る二酸化炭素から燃料を作るという、温室効果ガス削減に大きく役立ちそうな技術が登場しました。詳細は以下から。
A Cheaper Way to Make Fuel from Carbon Dioxide | MIT Technology Review
この記事によると、イリノイ大学の研究者が二酸化炭素と水を用いてエネルギーを作り出すことに成功したそうです。これは触媒を用いて二酸化炭素を一酸化炭素へと変換し、ガソリンや他の製品を作り出すという技術によるもの。
従来の同様の技術はあったものの、触媒に銀を用いるためにコストが問題となっていたほか、十分な反応速度も得られませんでしたが、代わりに炭素繊維を利用することで、約10倍のスピードで一酸化炭素を取り出すことに成功したとのこと。
今回の研究を行っているイリノイ大学機械工学専攻のAmin Salehi-Khojin氏は、まだ作業は初期段階にあり、触媒を大量に生産するための産業界のパートナーが必要であるとコメント。さらに長期にわたって安定して反応を得られる方法の模索も必要であるとしています。
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