世界規模で値上がりを続けるパソコン用のメモリが、珍現象を招いています。詳細は以下から。
中国メディアの報道によると、同国でパソコン用メモリの価格が高騰を続けており、8GBのDDR4メモリが1年間で239人民元(約4130円)から969人民元(約1万6730円)へと、実に4倍以上値上がりしたそうです。
価格変動グラフ。もはや「最高の金融商品」とまで揶揄されるほどの値動きです。
なお、このような値動きは決して対岸の火事ではなく、大手価格情報サイト「価格.com」によると、2016年7月に7570円の値を付けていた8GBのDDR4メモリ2枚組が2017年11月2日現在、1万7258円にまで高騰しています。
メーカー各社が先細りを続けるパソコン用から旺盛な需要が見込めるスマホ用へとシフトしたことが原因となる今回のメモリ高騰。
残念ながらスマホ向け部品は今でも不足しており、パソコン用メモリの供給が安定するのは当面先となるため、しばらくメモリ狂騒曲が続くこととなりそうです。