トランプ大統領の訪中が、ただでさえ規模の大きい中国のスマホメーカーにさらなる利益をもたらすことになりました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、トランプ大統領に同行する形で中国を訪れたアメリカ商務省の貿易代表団の一員で、クアルコムのCEO・Steve Mollenkopf氏が世界トップ5のシェアを誇るXiaomiおよびOppo、そして中国国内でトップ5に入るVivoと覚書を締結したそうです。
覚書に法的拘束力はありませんが、クアルコムが中国のモバイル産業や半導体産業の発展に貢献する対価として、メーカー各社に今後3年間、120億ドル(約1兆3620億円)規模の部品購入を促す内容となっています。
すでに今年、ハイエンドプロセッサ「Snapdragon 835」をSamsungとXiaomiに、ミドルレンジ向けの最新プロセッサ「Snapdragon 660」をOppoに優先供給しているクアルコム。
覚書の締結は最新プロセッサの中国メーカーへの優先供給をより加速するものとなりそうです。