「一見何の変哲も無い懐中電灯アプリが勝手に個人情報を送信する」というケースが発生していたことが明らかになりました。詳細は以下から。
Android Flashlight App Shared User Data Without Permission | News & Opinion | PCMag.com
この記事によると、スマートフォンに搭載されているフラッシュライトを用いた懐中電灯アプリ「The Brightest Flashlight Free(日本名:超光懐中電灯無料アプリ)」について、ユーザーの同意なしに個人情報を送信していたことを、FTC(アメリカ連邦取引委員会)が問題視しているそうです。
同アプリは一度インストールするとエンドユーザーライセンス契約が表示され、ユーザーが開発元のGoldenshores Technologiesに位置情報などを提供するかどうかについて「同意」または「拒否」を選べる仕組みとなっていますが、実際にはインストールされた時点でデータは収集され、広告業者を含む第三者のサーバーに送信されていたとのこと。
消費者保護を担当しているFTCの局長、Jessica Richさんは「消費者には個人情報を共有させる価値があるかどうかを自ら決定できる本物の選択肢が提供されなければならない。しかしこのアプリは情報がどのように取り扱われるのかについて、ユーザーを欺いた」と非難しています。
なお、この件については現在パブリックコメントが受け付けられており、場合によっては1万6000ドル(約163万円)の民事制裁金が課せられる可能性が浮上しています。
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