かなり厳しい暗所での撮影を行った第1弾に引き続き、2017年冬モデルスマホのカメラ比較をお届けします。
新宿・歌舞伎町や大阪・道頓堀の「グリコの看板」など、写真映えするネオン街は全国各地にあるわけですが、各モデルはどのような写りとなるのでしょうか。えげつないほど暗いところでの撮影も合わせて試してみました。詳細は以下から。
今回比較に用いたスマホは「Xperia XZ1」「Mate 10 Pro」「Galaxy Note 8」「isai V30+」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」の6機種と、2017年夏モデルの「HTC U11」、ハイミドルモデルのau版「AQUOS R Compact」。isai V30+およびAQUOS R Compactは発売前の開発版のため、製品版と仕様が異なる可能性があります。
・都庁の足元
展望室での撮影を終え、まずは都庁の足元で1枚。夜景を色鮮やかに写してくれるXperia XZ1に対し、締まった黒で夜空をちゃんと写すMate Pro 10。賑やかさでXperia XZ1に分があるものの、ノイズの少なさではMate Pro 10に軍配が上がります。
標準、望遠ともになかなかのGalaxy Note 8
標準なかなか、広角たのしい！と思えてしまったisai V30+
iPhone 8 Plus
iPhone X
まだまだ戦えるHTC U11、そしてAQUOS R Compact
・「ガラスの仮面」に出てくるアートワーク
都庁の足元にある、美内すずえの人気漫画「ガラスの仮面」で主人公・北島マヤが幻の演劇「紅天女」の世界観を掴むきっかけとなった「空の台座」と呼ばれるアートワーク。すべて同じ場所から撮影したもので、各モデルの暗所撮影性能に加え、画角の広さが一目で分かります。
Xperia XZ1、Mate Pro 10。広く撮れて色鮮やかなXperia XZ1も悪くありませんが、暗いところでノイズが少なく、ディティールの細かいMate 10 proの写りはかなりのもの。
いい仕事をしたGalaxy Note 8
Galaxyより少し明るめに撮れたisai V30+の標準レンズ。「本当に同じ場所から撮ったの？」と疑われそうなくらい広く撮れていることがよく分かる広角レンズ。
そつのないiPhone 8 Plus
iPhone Xの望遠レンズ、実は8 Plusよりも広角気味なことが分かります。
もう少し頑張りが欲しかったHTC U11、Xperiaシリーズと違い、コンパクトシリーズのカメラがデチューンされていることが分かるAQUOS R Compact。ちなみに夏にAQUOS Rで撮影した写真はこちら。
・真っ暗な都庁ビル
今度は都庁ビル自体を撮影。広角寄りのレンズが祟って先端部分のディティールが甘くなってしまったXperia XZ1に対し、Mate Pro 10は文句の付けどころがありません。
Galaxy Note 8
isai V30+
iPhone Xと並んでそつのない写真が撮れたiPhone 8 Plus
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
・真っ暗な茂み
機種ごとの差が大きく出たのがこちらの写真。中央の建物や都庁ビル、木々を明暗と共にしっかり表現できたMate Pro 10に対し、Xperia XZ1は奮わない形に。
かなり善戦したGalaxy Note 8。Mate 10 Proと比べて色鮮やかです。
もう一歩な感のあるisai V30+
iPhone 8 Plus。iPhoneシリーズのオールラウンダーっぷりを見せつける形になりました。
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
・新宿駅東口 アルタ前
やはり傾向が変わらないXperia XZ1とMate Pro 10。モニタに映し出された映像のディティールまでしっかり押さえるMate 10 Proの底力はかなりのものです。
Galaxy Note 8。望遠側のピントが少し甘くなってしまいましたが、標準カメラの写りはなかなかのもの。
isai V30+。普段圧倒的に使うことが多いであろう標準カメラはそつなく撮れます。
iPhone 8 Plus
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
・歌舞伎町のドンキ前
「画面中央のドンキの看板としゃぶしゃぶ食べ放題の看板」「画面左端にあるアイフルの看板の赤色の発色」などを見比べてみると違いが分かりやすいこのカット。Mate Pro 10は明暗差があるところで強みを発揮します。
Galaxy Note 8
isai V30+
iPhone 8 Plus
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
・ゴジラはどれだけ見える？
ドン・キホーテ新宿東口本店から「TOHOシネマズ新宿」を臨んだところ。ゴジラがどれだけ見えやすいかを、比べてみましょう。
Xperia XZ1、Mate Pro 10
Galaxy Note 8
isai V30+
iPhone 8 Plus
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
・新宿某所
こちらもネオンはたくさん。看板の色だけでなく、建物の壁のタイルの再現力などをよくよく見てみると面白いかもしれません。
Xperia XZ1、Mate Pro 10
Galaxy Note 8
isai V30+
iPhone 8 Plus
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
・仲通り交差点
「画面中央右側、3灯のライトが当たった白い看板に一体何が書かれているのか判読できるか」「白い看板が取り付けられたビルの壁面」などは評価のポイントになると思われます。
Xperia XZ1、Mate Pro 10
Galaxy Note 8
isai V30+
iPhone 8 Plus
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
・路地
少し寂しい裏路地で撮影。Timesの看板の色と光などを見ていくと、Mate Pro 10が強いこと、広角に寄せてあるXperia XZ1がディティールが甘くなりがちなことなど、いろいろなものが見えてきます。
Galaxy Note 8
isai V30+
iPhone 8 Plus
iPhone X
HTC U11、AQUOS R Compact
最後は昼間の風景、カメラの総評などをお届けする予定です。
【【カメラ比較】明暗激しいネオン街でXperia XZ1、Mate 10 Pro、Galaxy Note 8、isai(LG)V30+、iPhone 8/Xなど2017冬スマホの実力を試す】を全て見る