Apple Careと合わせると総額20万円が見えてくるなど、高価格化著しいiPhone。
なんと2019年モデルはさらに値上がりするかもしれません。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、Appleは次期iPhoneの部品構成や価格戦略について、厳しい舵取りを迫られる可能性があると部品メーカー関係者が明かしたそうです。
これはSamsung、Huawei、Xiaomi、Oppo、Vivoといった世界シェア上位メーカー各社が2019年にも5Gスマホをリリースする方針であることを受けたもの。
Appleが2019年に5G対応iPhoneを発売するかどうかは分からず、4Gモデルを引き続き販売する可能性もあると関係者は示唆していますが、一方で4G/5G対応の新型iPhoneを投入する可能性もあるとのこと。
しかしその場合本体価格はさらに高騰し、現行iPhoneで最も高価な「iPhone XS Max(1099ドル、国内価格12万4800円)」を上回る1299ドル以上になるのではないかとされています。
ここまで高騰してしまうとユーザー離れが起きてしまうため、現行のiPhone XS/XRシリーズを値下げする可能性も取りざたされていますが、その場合、5Gモデルが売れなくなるジレンマを抱えていると関係者は指摘。
その上で、4G/5G対応で899~999ドルのエントリーiPhoneを投入する可能性があるとしていますが、こちらも現行モデルの売れ行きを止めてしまう劇薬になるおそれがあることから、Appleは厳しい舵取りを迫られることになりそうです。
なお、高価格化が上手くいったかのように見えるiPhoneですが、2018年の3四半期の売り上げを見ると、iPhone Xは全体の3割弱しか売れておらず、iPhone 6sおよびiPhone 7が強く下支えする形に。
新たに投入されるiPhone XRが出荷台数を押し上げる主な要因になるとみられており、iPhone XS/XS Max/XRの出荷台数のうち、実に70%を占める可能性が高いと推定されています。