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「Anker PowerPort ll PD」レビュー、スマホどころかMacBookやモバイルバッテリーも同時に急速充電可能に

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「複数台の機器を一気に急速充電したい」
スマホとモバイルバッテリー、MacBookとiPhone、モバイルルーターとスマホ……など、モバイル機器を複数台持ち歩く人であればそう思ったことは必ずあるはず。
そんな悩みを解決してくれる1台が売り上げ1位の人気メーカー・Ankerから発売されているのでレビューをお届けします。詳細は以下から。

◆USB PDとPowerIQ 2.0対応でかなり便利な「Anker PowerPort ll PD」
これが「Anker PowerPort ll PD」の外箱。

Anker PowerPort ll PD本体、説明書、サポートダイヤルなどを記した紙が入っているだけのシンプルな構成です。

それではさっそくAnker PowerPort ll PD本体をチェック。

サイズは68mm×70mm×28mmで重さは130グラム。丸みを帯びているため手に持ちやすく、カバンの中でも邪魔にならない印象です。

もちろんプラグは折りたたみ式。持ち運ぶ時邪魔になりません。

最大30W(5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A)のUSB PD対応Type-C端子、最大18W(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A)のPowerIQ 2.0対応USB端子の2ポート構成。USB PDを使えば12インチMacBookなどはもちろん、一部のiPad ProやiPhone XS/XS MaxおよびiPhone XR、Xperia XZ3をはじめとするさまざまな最新Androidスマホで急速充電できます。

なお、USB端子側が対応する「PowerIQ 2.0」は、接続された機器に適した最高速度での急速充電を可能にする技術。2.0では出力が18Wに向上し、多くの機器をより短い時間で充電できるようになりました。

粗悪な充電器だと大出力充電を行うのに発熱・発火リスクといった不安がありますが、Anker PowerPort ll PDは国の安全基準に適合したことを示す「PSEマーク」を取得しています。

かつて人気だった20Wモデルの充電器(55mm×47mm×25mm、68グラム)と比較するとこんな感じ。熱対策のため本体サイズは大きくなったものの、実に2.5倍まで出力が向上。

1台でスマホもMacBookも充電できる時代が来るとは……

◆急速充電の利用にあたっては「ケーブルの信頼性」にも注意
USB PDは大出力のため、充電器やモバイル機器の安全を保つためにも「ケーブルの信頼性」に注意が必要。Ankerではユーザーが使う機器、用途に合わせてさまざまなケーブルがラインナップされています。
超高耐久、10Gbpsデータ通信、USB規格に則った安全性を兼ね備えた「Anker PowerLine II USB-C & USB-A 3.1(Gen2) ケーブル」。

USB Type-C-Type-Cの「Anker PowerLine II USB-C & USB-C 3.1(Gen2)ケーブル」はこんな感じ。いずれもコネクタ部、根元、ケーブルの各部位が頑丈に作られており、安心して運用できそうです。

そして極めつけが「Anker USB-C to USB-C ThunderBolt 3.0ケーブル」。

Thunderbolt 3をサポートし、40Gbpsの超高速通信(動画なら4Kを同時に2本ストリーム、5Kにも対応)を実現しました。

さらに最大100WのUSB PDまで対応。ここまで大出力となると、ある程度信頼の置けるメーカーのものしか使いたくなくなってきます。

◆スマホやMacBookだけでなく、大容量モバイルバッテリーも急速充電
それではさっそく、USB PDで2018年冬モデルスマホ「Galaxy Note 9(au版)」、PowerIQ 2.0対応USB端子でモバイルバッテリー「Anker PowerCore II Slim 10000(PowerIQ 2.0対応)」を充電してみたところ。一見、一般的な充電器で充電した際と変わりないように見えますが……

なんと表立ってUSB PD対応をアピールしていないGalaxy Note 9で「急速充電」の文字が。

Galaxy Note 9は一般的なスマホの1.3倍となる4000mAhバッテリーを搭載しているにもかかわらず、モリモリと充電が進みました。なお、Galaxy S9であれば約1.8時間、MacBook 2016であっても約2時間でフル充電できてしまいます。

ここであえて読者に強く訴えかけておきたいのが、「Power IQ2.0対応の充電器とモバイルバッテリーを組み合わせれば急速充電できる」という点。

9月の台風21号によって丸2日間の停電に見舞われた際、筆者は停電を免れた友人にモバイルバッテリーを充電させてもらう機会がありましたが、一般的な充電器で10000mAhのモバイルバッテリーを充電するのに必要な時間は7時間ほど。
しかしPower IQ2.0対応の充電器とモバイルバッテリーを組み合わせたところ、4時間ほどでフル充電できました。緊急時にこの差はあまりにも大きく、日ごろの備えとしてモバイルバッテリーを急速充電できる環境を整備しておくことをお勧めします。

スマホやタブレット、ノートパソコンだけでなく、モバイルバッテリーまで急速充電できてしまうAnker PowerPort ll PD。
Amazon.co.jpでの販売価格はApple純正の30W USB PDアダプタ(5184円)より安価な3799円。
しかし2018年12月11日(火)01:59まで開催のサイバーマンデーセールでは3039円にまで値下がりします。
Anker PowerPort ll PD – 1 PD and 1 PowerIQ 2.0 | Amazon.co.jp

また、「PowerIQ 2.0端子は使わないから、もっと小さなUSB PD充電器が欲しい」というユーザーに対しては、iPhoneの充電器サイズでMacBookを充電できてしまう、とんでもないアイテムが2019年第1四半期に発売される予定です。
新世代のUSB PD充電器「Anker PowerPort Atom PD1」速攻レビュー、「窒化ガリウム(GaN)」で超小型化(約65グラム)に成功 | BUZZAP!(バザップ!)

【「Anker PowerPort ll PD」レビュー、スマホどころかMacBookやモバイルバッテリーも同時に急速充電可能に】を全て見る


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