この冬、auやドコモから発売されたフルスペックスマホ「Galaxy Note 9」。
性能に定評ある同シリーズ最新モデルを1ヶ月使ってみて、率直に思ったことをまとめてみました。詳細は以下から。
◆画質、音質にこだわったGalaxy Note 9
まず断言しておきたいのが「Galaxy Note 9は大抵の人にとって満足いくスマホ」という点。今回試してみたのはau限定カラー「ラベンダーパープル」です。
高精細で発色のいい6.4インチQHD(2960×1440)有機ELディスプレイはとても見やすく、iPhoneで採用されただけのことはあると唸らされます。
自分の好みに合わせて表示設定を変えることも可能です。
画面解像度を下げてバッテリー消費を抑えることもできます。
さらにAKG監修のステレオスピーカーを搭載し、立体音響「ドルビーアトモス」にも対応。スマホのスピーカーとは思えない音の回り込み方を実現する迫力のサウンドで、NetflixやYouTubeなどの動画コンテンツを楽しむことができます。
声をはっきり聞き取れるようにできるなど、シチュエーションに応じて設定を変えることもできます。
明るく鮮明な色合いで動画を見られるようにするビデオエンハンサーも、動画を楽しむ際には欠かせません。
◆細やかな気配りで使い勝手も十分、Sペンも
もちろん使い勝手を良くするさまざまなアプローチも。画面を見つめている間、ディスプレイが点灯し続けるスマートステイは地味に便利です。
スクロールキャプチャなど、スクリーンショット撮影機能も充実しています。
LINEやFacebookなどの「複垢」が捗るデュアルメッセンジャーも、仕事とプライベートを分けたい人には確実にオススメできる機能です。
ホーム画面に戻ることなく各種操作ができるエッジスクリーンも、一度使うとかなり便利。
忘れてはならないGalaxy Note 9の魅力がSペン。ペン先0.7mm、4096段階の筆圧検知に対応しています。
ペン先はもちろん、色などを変えることもできます。
このようなイラストを描くことも。お絵描き支援機能などが充実すると、よりイラスト目的で利用する人も増えそうです。
さらに新しく「Sペンリモコン」機能を搭載。
カメラのリモートシャッターだけでなく、ギャラリーやブラウザなどで活躍します。
試しにリモートシャッターを使ってみたところ。
Sペンリモコンの操作はこのムービーを見ると分かりやすいかもしれません。
◆改善して欲しい点は?
・Bixbyボタン
上述のように秀でた点が非常に多いGalaxy Note 9。しかし「できれば次のモデルで改善して欲しい」と思った点はいくつかありました。
一番大きいのがBixbyボタン。「Bixby Home」というアプリが起動するボタンですが、ぶっちゃけ「カメラなど任意のアプリが起動できたり、ホームボタンの代わりになったほうがいい」と考える人は少なくないはず。
Bixby Homeを使わない筆者はボタンをうっかり押してしまった度にこの画面が表示されるのを面倒に感じてしまいました。「bxActions」というサードパーティー製アプリを使えばボタンのカスタマイズや無効化もできるものの、できれば公式に対応してもらいたいところです。
・指紋センサーのジェスチャー操作
上下にスワイプすると通知パネルを開閉できる背面の指紋センサー。
動画で見てみるとこんな感じ。「せっかく上下スワイプを認識できるなら、そのままブラウザや各種アプリのスクロールにも対応して欲しい」と思うのは勝手でしょうか。
ペンを格納する都合上本体が厚めで画面も大きく、片手持ちが少し難しいことから「指を大きく動かさずとも操作できるインターフェース」を積極的に取り入れて欲しいと感じたGalaxy Note 9。
ゲームプレイでも活躍できるよう放熱性能を大きく引き上げるなど、もともと完成度が非常に高いため、そのあたりさえクリアすれば押しも押されぬ立ち位置を強固にできるポテンシャルは十分にあると思われます。
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