国策での携帯電話料金引き下げ要請を受け、ドコモが携帯料金値下げを発表しました。
あれだけ家族間でのデータシェアを進めていた同社が、大きく方針を変更する形となりました。詳細は以下から。
NTTドコモのプレスリリースによると、同社は6月1日(土)から新プラン「ギガホ」「ギガライト」「データプラス」「ケータイプラン」「キッズケータイプラン」を提供するそうです。
新料金プランは家族間国内通話無料の音声プラン、spモード、データ通信がワンパッケージ化。動画などのデータ通信が多いユーザーに向けた「ギガホ」、データ通信が少ないユーザー向けの「ギガライト」の2つから選択可能。
まずは「ギガホ」。月額5980円(ただし3回線以上契約で「みんなドコモ割」適用の場合)で月間30GB使える上、データ量を使い切っても最大1Mbpsで通信できます。
段階制料金プラン「ギガライト」は総務省がライトユーザーの値下げを要求していることを意識してか、1GBまでの利用なら最大4割も値下がりし、月額1980円に。ただし3回線以上契約して「みんなドコモ割」を適用した場合の料金であることに注意が必要です。
ちなみに先行する「auピタットプラン」と比べた場合、みんなドコモ割非適用ならauのほうが安くなるほか、1~3GBまでがプラス1000円で済む点はギガライトに分があるものの、データ上限はピタットプランが20GBなのに対してギガライトは7GB……と大きく異なる点も。
利用想定ケースでは実に4割も値下がり(みんなドコモ割、最大6ヶ月1000円が割り引かれる「ギガホ割」適用時)。確かに今までの家族間データシェアと比べると最低料金は下がるものの、回線ごとの自由度が大きく下がる側面もあります。
プラン一覧。「データプラス」はデータ通信専用プランで、1回線目の通信量を使えるのが特徴。
通話定額はオプションプランになりました。
「みんなドコモ割」。ファミリー割引やビジネス通話割引グループ内の音声回線数に応じて、グループ内すべてのギガホ・ギガライト」の月額料金を最大1000円割引するものです。
「ドコモ光」とのセット割も提供。ギガライトのステップ1以外は500円ないし1000円が割り引かれます。
2019年9月30日(月曜)までに「ギガホ」に加入すると、最大6ヶ月毎月1000円が割り引かれる「ギガホ割」。
ほかにも他社ケータイからの乗り換えで「はじめてスマホ割」が提供されます。
なお、新プラン導入にあたって「docomo with」や「月々サポート」「端末購入サポート」「機種変更応援プログラム」「機種変更応援プログラムプラス」などのスマホ本体代金割引は終了。
10万円を優に超えるようになったiPhoneユーザーはもちろん、毎月の割引を大きく上乗せする形で売られていた型落ち機種を選んでいたユーザーも、これからは本体代をそのまま負担する必要が出てきています。
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