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5G基地局に全国20万基の信号機を開放へ、弱点の「カバーエリアの狭さ」克服なるか

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5Gインフラ整備がスムーズに進むかもしれません。詳細は以下から。

日本経済新聞社の報道によると、全国に設置されている約20万基の信号機を携帯各社に開放し、次世代通信規格「5G」の基地局として利用できるようにするそうです。
大容量、同時通信、高速、レスポンスの速さなど、現行の4Gと比較してさまざまなメリットを得ることができる5Gですが、問題となるのが利用している周波数帯。
2.5GHz帯(WiMAX 2+やAXGP)などよりさらに高い周波数帯となる3.4GHz、3.7GHz、4.5GHz帯や28GHz帯などを採用しているため、壁などの遮蔽物に弱く、基地局1台あたりのカバーエリアが非常に狭くなります。
そのため今まで以上にきめ細かい基地局網を構築する必要がありますが、今度は設置場所の確保や賃料などが問題に。しかし信号機が開放されることで、比較的低コストで5Gネットワークを敷設することができます。
なお、信号機の5G利用は2020年度から複数の都市で実験を進め、23年度の全国展開を目指すとのこと。自動運転の実現や災害時の情報伝達などへの利用も期待されています。
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